私は宇多田ヒカルの「日曜の朝」という曲がいたく好きだ。その曲の中に
「なぞなぞは解けないままずっとずっと魅力的だった」
という歌詞がある。
ずっとその意味がよく分からなかったのだが、日曜の朝になってみてふと閃いた。
日曜の朝は来るまでが魅力的だということを、なぞなぞは解けるまでが楽しいということに例えているのではないかと思う。
ところで英語は、日本語と違って、「楽しみ(look forward toなど)」という意味の言葉と「楽しい(funなど)」という意味の言葉に関係がない。私たち日本人(私だけかもしれないが)は、その2つの言葉がとても近いことにあまり違和感を感じていないが、「楽しみ」と「楽しい」はまったく別の現象だ。「悲しみ」と「悲しい」や「苦しみ」と「苦しい」などと比較してみるとその差は一目瞭然だ。
純粋に楽しい体験というのは現実にはないが、自分の中で何かを楽しみに思うことは純粋に楽しいことなのである。