とけろぐ

UEFI機でLive USBからのLinuxの起動に大苦戦

はじめに

新しいパソコンを使い始めた。Thinkpad T480である。

初めは

「せっかくの新しいパソコンだからWindows専用機にしようかな」

などと考えていた。しかし新しいパソコンでWindowsを使えば使うほどLinuxを使いたいという気持ちがふつふつと沸いてきて、とうとう誘惑に負けてArch Linuxをインストールすることを決意した。

しかしUEFI対応機でのLive USBメモリの起動という思わぬところで苦戦したので、それを記録する。

以下、Thinkpad T480での話である。

Live USBメモリ

UNetbootinで作ったLive USBメモリは、違うパソコンでは読み込まれたがなぜかこのパソコンでは読み込まれなかったので、Rufusで作り直した。

Windowsの設定

念のためWindows10の高速スタートアップ機能を無効にした。

BIOSの設定

F1を押すとBIOSの設定画面が出る。

Securityタブ

Secure BootをDisabled(無効)にする。

※Secure Boot(セキュアブート)とはざっくりいえばWindows以外のOSの起動を禁止する設定である。

Startupタブ

まずBootでブート優先順位を変更する。

1.Live USBメモリ

2.Windows Boot Manager

3.Windowsがインストールされているハードディスク

となるようにした。なぜか優先順位を上げるという操作ができなかったので、下げる操作を繰り返してなんとか優先順位を変更した。

次にUEFI/Legacy BootをBothにする。

Bothを選ぶと出てくるUEFIとLegacyの優先順位設定を「Legacy First」にする。

UFEFI/Legacy Bootの下層にあるCSM SupportをYesにする。

※CSM supportはBIOSの後方互換のための仕組みである。

まとめ

これでLinuxを焼いたLive USBメモリを挿しているときはそこからLinuxが起動して、挿していないときはWindows 10が起動するようになった。これだけのことにこんなに苦戦するとは思わなかった。