とけろぐ

ThinkPadのキーを1つだけ交換した

症状

購入後1ヶ月のThinkPad T480の1文字、Nのキーのキートップが、ふとした拍子にぱかぱか外れるようになった。きっかけはよく覚えていない。気がついたらぱかぱかするようになっていた。

ぱかぱかしている画像

こんな感じである。特に奥の方を打つとぱかっと開いてしまう。

ぱかっと開いたら、手前の方をぶすっと押し込むと直る。しかしまたしばらくするとぱかっと開く、その繰り返しである。

爪が折れている画像

恐る恐るキートップを外してパンタグラフを見てみたら、パンタグラフの片方のつめが折れていた。

はじめはアロンアルファかなんかで折れたつめをくっつけようかとも思ったのだが、アロンアルファと元々のパンタグラフの素材の硬軟の違いでうまくいかないという情報を得たのでやめた。うーん、どうしよう。

もちろんまずはサポート

当然まずはサポートに連絡した。なんてったって公式のオンラインショップで買ったんだもの。しかも購入後1ヶ月しか経過していない。

最近はいろいろと進んでいて、LenovoのサポートセンターにLINEで連絡することができるらしい。

さっそくLINEをしてみたところ、キーの破損は保証期間内でも有償での対応となり、そのうえ修理にかかる費用は最低でも2万5千円ほどかかるとのこと。

驚き桃の木山椒の木

それはさすがに厳しい・・・

「普通に使っていたのに1ヶ月でキーが壊れるというのは、半分初期不良のようなものなのでは?」と言いたいのをぐっと堪えて、他の方法を考えることにした。

パンタグラフとキートップを直接くっつけて直す?

[スラド;numaの日記]ノートPCのキートップ裏の爪再生法

このサイトによるとマスキングゾルでキートップとパンタグラフを接着するとうまくいくらしいが、あいにく私はマスキングゾルなるものを持っていない。マスキングゾルは3、400円で買えるらしいが、わざわざ新たに購入してまで使い慣れていない道具で危ない橋を渡るのは不安である。

新たな方法を考えることにした。

LaptopKeyというアメリカのサイトにてキーを1つだけ購入

Amazonやヤフオクや、もちろん公式ショップではラップトップパソコンのキーのバラ売りはされていなかったのでキー1文字だけの入手は諦めていたのだが、この(↓)ブログを読んでLaptopKeyというアメリカのサイトで、ありとあらゆるラップトップパソコンのキーがバラ売りがされているということを知った。

rcmdnk's blog;ノートPCのキーボードのボタン一つだけが壊れた時の対処法

[rcmdnk's blog]ノートPCのキーボードのボタン一つだけが壊れた時の対処法

LaptopKey(https://laptopkey.com)

(ちなみにブログを書くためにLaptopKeyのサイトを2ヶ月ぶりに訪れてみたところ、急に近代的なデザインに変わっていて大変驚いた。)

さっそくThinkPad T480のキーを探してみたのだが、新しいためか残念ながら取り扱いがなかったので1つ前の機種であるThinkPad T470のNのキーを買うことにした。「写真で見る限り同じ・・・」というだけの根拠でT470用のキーを選んだので、とても不安だった。

また、LaptopKeyでは購入するキーの種類によってパンタグラフを3つの種類から選ばなければならないのだが、どれが適切なものか分からず(そっくりなパンタグラフが2つ!!)それもまたとても不安だった。

値段はキー1個が7.95ドル+送料が3.25ドルで計11.2ドル、日本円にして1282円だった。Lenovoのサポートに出すことを考えれば安い、安すぎる。

支払いはVisaプリペイドカード(クレジットカードのようなもの)でして、注文後10日?2週間ぐらいで普通郵便で届いた。茶封筒の中にさらに小型のジップロックが入っていて、その中にキー(キートップとパンタグラフがくっついたもの・ラバードーム)が入っていた。緩衝材などは一切なかったが全く問題はなかった。

LaptopKeyで買ったキーを取り付け

まずは元々ついていたぱかぱかするキーを外す。ぱかっと手前が外れたキートップをそのままそっと向こう側に回すとキートップが完全に外れる。

キートップを外すのは簡単なのだが、パンタグラフを外すのはやや大変だった。

パンタグラフを外している画像

パソコン本体とパンタグラフの隙間に細めのマイナスドライバー(セリアにて購入)を差し込んで、パソコン本体に引っかかっているパンタグラフの奥側のつめを片方外した。少し無理矢理やってしまったので反省。

こうしてNのキーを完全に外した。

あとは新しいNのキーをつけるだけである。私はビビリなので、念の為LaptopKeyからくっついた状態で送られてきたキートップとパンタグラフを1度外して、まずパンタグラフをつけてから、キートップをつけた。

パンタグラフは奥側のつめをパソコン本体の極小の金具に引っ掛けるような感じで、キートップはパンタグラフの上から垂直に押し込むような感じではめた。

T470用のキーだったが、T480のキーもサイズ・形は同じだったようで全く問題なく取り付けることができた。めでたしめでたし

爪が復活した画像

パンタグラフの爪が、両方あるッ!!

ビフォー・アフター

ビフォー

見た目は問題ないのだが、ぱかぱかする。

ビフォー画像

アフター

アフター画像

「み」の刻印とはお別れした。

1文字だけ妙に暗い画像

Nのキーだけキートップの材質が違うのでバックライトを通さず、妙に暗い。まぁそんなのはご愛嬌ということで。