11月のちょうどど真ん中よりは少し12月寄りの時期に、なんとなく霧ヶ峰高原の車山に行った。
某大学青春ドラマのほんの1カットのモンゴル草原の写真に目を奪われて、急に草原に行きたくなったからだ。もともと宇多田ヒカルのPassionという歌が好きで、その中でもMVの最後の草原のシーンがいたく好きだということもある。
悲しいかな、山国日本には地平線が見えるような草原というものがほとんどない。私の調査では北海道のいくつかの草原と山口県秋吉台はかなり私の理想とする草原に近そうなのだが、如何せん遠い。
というわけで、そこそこ行きやすくて草が生えてそうな霧ヶ峰高原・車山に行ってみることにした。
この時期毎日のようにテレビのコマーシャルで「三菱エアコン 霧ヶ峰」が宣伝されているので、洗脳されてしまったのかもしれない。エアコンの方ではなく霧ヶ峰が宣伝されてしまったという(笑)
JR茅野駅(中央東線の西の方)から車山高原行きのバスが出ている。
夏季と冬季で、バスのダイヤも停車駅も違うので注意する。私が行ったときは冬季ダイヤだった。
バスに揺られること小1時間、車山高原に着く。車山高原バス停のすぐ横は車山高原SKYPARKスキー場(オープンは12月頃)である。
晴れ(晴れの日を選んだ)
日差しが強いこともあり、登っている間はヒートテック+長袖シャツでも暑く感じた。じっとしているときは、ヒートテック+長袖シャツ+フリース+レインスーツ・ネックウォーマー・手袋でも寒かった。
客観的な値がなくて申し訳ない。
スキー場の売店・レストランの上からひっそり伸びている登山道というより遊歩道のようなところを登っていく。
道なりにずんずんずんと歩いていく。晴れている昼間に行けば、迷うことはないと思う。
スキー場のインフォメーションセンター(?)の近くにある案内板には車山←→車山山頂は上り80分、下り60分と書いてあった。しかし、季節や天気にもよると思うが、19歳/最近運動不足/登山しない/女でも半分ぐらいの時間で上り・下りできた。
登山というよりはハイキングである。トレッキングシューズを履くに越したことはないが、なかったら普通の運動靴でも大丈夫(だと思う)。小さな子ども連れも多かった。
とはいっても坂が急なところもあり、運動不足の私は息が切れて、最後はハーハー言いながら山頂に着いた。
山頂の景色はやはりすごく良かった。空がとても近くて、自分が独占しているような気分になる。
写真では良さの2割ほどしか伝わらないと思うが、一応載せておく。
下山するときに南の耳の方まで足を伸ばそうかと思ったが、意外と遠かったので途中で引き返した。バスを逃すと洒落にならないので(ちなみに行きに1本逃した)。
しかし南の耳に行く途中でかなり私の求めていたものに近い草原の景色を見ることができた。
雲の影ができている!!
青々とした草原よりも枯れた草原の方が、生命の存在が強く感じられて風情があって良い。
草っぱらのように枯れ行く我が身かな。なんちゃって
というわけで車山滞在時間3時間ほどで無事下山した。
今回は時間や計画の都合上行けなかったけれども、霧ヶ峰や八島ヶ原湿原の方まで足を伸ばしてみたかった。
というわけで私の草原探しの旅は続く。1度モンゴルや中国西部の大草原に行ってみたいなぁ。