とけろぐ

おかしな世界で生きていくことの難しさ

今の世界はおかしな世界だ。おかしな世界の恩恵を受けまくっているどころか、このおかしな世界でなければ今生きることはできていないであろうわたしが述べるのは自分勝手なのかもしれないが、やはり少しおかしいのだ。

今の世界は弱者も生き残ることができる。本当は違う。弱者は淘汰され、強いものだけが残っていく。今の世界は子孫を残すこと以外にもできることややらなくてはならないことがある。本当は違う。全ては子孫を残すために生きているのだ。

この世界は普通の世界ではないのだ。

おかしな世界だからおかしな世界に合った生き方をしなければならない。

しかし、難しいのがおかしな世界を生きていくだけではなく、おかしな世界の中に残る普通の世界ともうまく付き合っていかなければならないことだ。

いくら人生が子孫を残すことだけではなくなっても子孫を残すことをしなければ「ヒト科ホモサピエンス」は絶滅してしまう。そうなったら本末転倒だ。

そして日本などの先進国はその未来に向かいつつある。

どうすれば、おかしな世界と普通の世界の狭間でうまく生きていけるのか。

わたしにはまだよく分からないし最善の策も思いつかないが

多少の矛盾には目をつぶって2つの境目をぼやけさせてしまうしかないのかもしれない、と思う。

人の多様な生き方を認めながらも税金から子ども手当を出したり、お年寄りを大切にしようといいながらも経験も技能もない若者を手厚くサポートしたり。

人は「おかしな世界」をもう知ってしまったから素直でまっすぐで正直な歪みのない生き方はもうできないのだ。